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◇ 東京医科歯科大学 歯科技工教育 学士課程移行記念事業 “歯科技工教育の飛翔” 前学校長挨拶 |
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ご 挨 拶 |
東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 摂食機能保存学分野教授 歯学部附属歯科技工士学校 前学校長 三浦 宏之 |
東京医科歯科大学歯学部附属歯科技工士学校は、昭和4年、東京高等歯科医学校(東京医科歯科大学の前身)に、本校の前身である技工手養成科が設置されたのが始まりで、国立の歯科技工士養成機関としては、我が国最古の歴史と伝統を持ち、歯科技工学の発展を牽引することによって、我が国の歯学に多大な貢献をしてきました。
超高齢社会を迎えた現在、国民の QOL 向上のための歯科医療の重要性がますます高まっています。歯科技工分野においても新材料、新技術が次々と導入されるなど、科学技術の高度化・先端化とあいまって、歯科技工士の果たす役割も多様化し、以前にも増してその役割が重要視されています。そこで、本年4月より歯学部口腔保健学科を改組し、新たに口腔保健工学専攻が設置され、歯科技工士学校は4年制大学として、新たな一歩を踏み出すこととなりました。
今後ますます進む高齢化や診療の高度化、複雑化により、これからの医療では各医療従事者間で連携・協調のとれた包括的医療が必要とされます。東京医科歯科大学は日本で唯一の医療系総合大学院大学で、医療系総合大学としての特色を活かし、教養教育はもとより臨床教育においてもコ・デンタルスタッフである歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士を目指す学生がともに共通目標に向かって一緒に学ぶことにより、将来の連携・協調のもとの包括的医療提供のための基盤となる教育を行います。
平成17年8月に技工士学校長に就任し、今日まで5年8ヶ月、田上順次歯学部長とともに、技工士教育の高度化に取り組み、念願であった技工士学校の4年制大学化がようやく実現できたことを大変うれしく思っております。これもひとえに皆様方の日頃のご理解とご協力の賜と心より感謝致しますとともに、本学の歯科技工士教育がさらに大きく飛翔するために、今後ともご協力を是非お願い申し上げます。
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