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                ◇ 技友会主催学術講演会 “歯科学は異分野融合研究で発展する 生物学と理工学/医歯学、心理学、データサイエンス” | 
               
              
                
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          ○ 日  時:令和4年11月23日(水・祝)14:00〜15:30
  
          ○ 会  場:Zoom によるオンライン講演会
  
          ○ 講  師:青木 和広 
          ○ 講  師:東京医科歯科大学歯学部口腔保健学科長
  
          ○ 申込方法:下記 QR コードからお申し込みください。返信メールに参加方法が記載されています。
  
          ○ 申込方法: 
  
              ※ 会員以外の方でも参加できます。参加費は不要です。
  
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      講  演  抄  録
      
  
      
        
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 2017年2月に杉本久美子教授の後任となり5年が経った。教授に就任した時に2つの研究目標を立てた。1つは骨形成促進剤の臨床応用に向けた開発推進、もう1つは口腔と全身との関連研究の推進である。 
 1つ目の骨関連研究成果は、10年以上共同研究を続けてきた東京大薬剤部・本間雅先生とともに Nature 誌に掲載され、また基盤Aの科研費獲得につながった。このため、東京大からは薬剤部だけでなく、理工学部、また東工大、京都大工学部、松本歯科大学との共同研究が進み、新たな局所の骨形成促進薬が開発されつつある。 
 2つ目の研究は、まったく素人ながら、口腔細菌と全身との関連研究を進めてきた。卒業研究でマウスを用いた基礎研究を始め、ミュータンス菌が骨減少症を引き起こす可能性を示した論文を出した後は、ヒトを用いた研究へとシフトした。 
 科学技術振興機構(JST)のグラントである GAP ファンドに採択されたこともあり、幸福度という新たな切り口を医歯学分野に導入することにより、唾液から得られる口腔内細菌叢データ、唾液の代謝産物データから、精度の良い癌予見ツールを開発しようとしている。データサイエンスを駆使して開発された幸福度測定の技術として、ヒトの体の動きから幸福度を測定する日立の技術がある。京都大学で社会心理学をご専門とする先生ともつながり、日本人の幸福度測定にふさわしい尺度を用いた実験も進んでいる。 
 本講演では、この2つの異分野融合研究の紹介に加え、高橋英和先生から引き継ぎ、私が口腔保健学科長になってから進めている博士課程新設に関して、また、MMA の修士課程に進学し、歯科界を盛り上げようとしている工学専攻卒業生の活躍に関してもご紹介したい。
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          青木和広(あおき・かずひろ)先生のご紹介 | 
         
        
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          1988年 | 
          
          東京医科歯科大学歯学部 卒業 | 
         
        
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          1992年 | 
          
          東京医科歯科大学大学院 修了 | 
         
        
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          1992-1995年 | 
          
          (財)松翁会診療所・歯科 勤務 | 
         
        
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          1995-2009年 | 
          
          東京医科歯科大学大学院硬組織薬理学 助手・助教 | 
         
        
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          1997-1999年 | 
          
          米国 Yale 大学医学部 博士研究員 | 
         
        
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          2009-2017年1月 | 
          
          同 准教授 | 
         
        
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          2010-2012年 | 
          
          文部科学省研究振興局 学術調査官 | 
         
        
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          2017年2月-現在 | 
          
          東京医科歯科大学大学院口腔基礎工学分野 教授 | 
         
        
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          2021年4月-現在 | 
          
          東京医科歯科大学歯学部口腔保健学科長 | 
         
        
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          日本骨形態計測学会:評議員・雑誌編集委員 | 
         
        
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          現代歯科薬理学第6版・第7版 編集委員 | 
         
       
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