|
HOME > 技友会関連行事 > 75周年記念大会 > 大会長挨拶
|
◇ 国立大学法人東京医科歯科大学歯科技工教育75周年記念大会 |
|
|
|
ご 挨 拶 |
大 会 会 長 小 川 八 郎 |
平成16年5月12日…。それは、昭和4年東京医科歯科大学の前身である東京高等歯科医学校が創設され、附属として我が国初の官制による技工手養成科(修業年限4年、定員8名)が設置されてより、75周年という輝かしくも重みのある記念すべき日であります。それ以前、今は亡き初代学長 長尾 優 先生が、大正8年、文部省歯科病院時代に、給仕という名目で、当時の抵抗勢力にもめげず、技工手養成に踏み切られた黎明期を含めると80年余の歴史を誇るものであります。その間、歯科技工士学校の新設、同校実習科の創設と、本学の歯科技工士教育は躍進してまいりました。これらの達成に血のにじむような努力をされた多くの先達に心から敬意を表するものであります。
しかし乍ら、私どもが10年来念願としてきました、4年制大学への昇格は未だ達成されておりません。本学歯学部附属歯科衛生士学校は本年度より、めでたく4年制の口腔保健学科にステップアップしました。残るは我が歯科技工士学校だけとなりました。新潟大学歯学部附属歯科技工士学校廃止の現実もある今日、私共は多くの諸先生、諸先輩の努力で今日まで育んできた母校を廃するなどとは論外として、今こそ歯科衛生士学校の昇格をバネとして、創始者
長尾 優 先生の志を弛めず、近代歯科医学・医療技術に対応した4年制学科へ早期に組み込む努力をしなければならないと思います。
そこで、この度の東京医科歯科大学歯科技工教育75周年を母校がより高く評価され、認知されるデモンストレーション・ワークとして位置づけ、母校の卒業生である技友会会員が歯科界のため国内はもとより世界各地において活躍し、努力していることを学内はじめ広く社会にアピールする記念事業にしたいと存じます。
会員の皆様におかれましては、技友会執行部・75周年事業実行委員会の意をお汲みとりいただき全員が一丸となって本行事を盛り上げるべく、御参集いただきますよう、お願い申し上げ御挨拶とさせていただきます。
|
|
|